2010年6月7日月曜日

起業して後悔する人はいない


古巣オプト時代の後輩が一人、起業のために退職すると聞いた。
オプトは意外に起業する社員が少なかったんだけど、ここ2-3年で明らかに増えた。
良いことだ。
会社にとって起業する社員が増えることは、短期的には戦力ダウンになるが、長期的には組織の魅力を高めると思うからだ。

と言いながら、役員だった頃は立場上「もうちょっとオプトでがんばろうよ」と全力で説得していたけどw、今は起業したいという相談を受けたら一切止めない。
もちろん楽ではないし、思い描いた結果になる可能性も決して高くはないかもしれないけど、楽しいもん。

少なくとも僕は、起業して後悔しているという人に、会ったことがない。
「起業はそんなに甘いものじゃない」「サラリーマンもできない奴が起業して成功するはずがない」「経験も人脈もないじゃないか」「会社勤めから逃げてるだけだろう」なんてことを言って反対するのは、起業したことがない人ばかりだ。
そんなことは起業する人は皆多かれ少なかれ不安に思っていて、それでもなおチャレンジしようとしているのだ。
どんな理由であれ、どんなきっかけであれ、僕は新しいチャレンジをする人が好きで、応援したいと思っています。

などとあたかも僕に豊富な起業経験があるかのように書いたけど、僕はオプトでは「起業のプロセスに参加した」けど「僕自身が起業したわけではない」と思っていて、ちょっとした引け目のようなものを感じている。
確かに事業と資金の両面においてオプト創業メンバーの一人だったけど、起業したのはやはり創業社長の鉢嶺だし、2001年にネット広告代理店として再出発した新オプト(と便宜的に呼ぶ。僕はオプトは2000年以前と2001年以後は別の会社だと思っている)を作ったのは当時代表になった海老根だ。
「自分一人で起業したらどうなるか試してみたい」という思いは、イルカ起業の(大きくはないが確実に)理由の一つであったと思う。

というわけで、100%自分の起業という意味ではイルカが初です。
起業したばかりの人、同期として仲良くしてくださいw
現在起業を考えてらっしゃる人、ぜひ一緒に挑戦を楽しみましょう。

*このエントリを書くきっかけのブログを紹介しておきます。
起業したい若者に対する大人の本音
どんだけマッチョじゃないと起業できないんだ、日本は

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写真はモスク尖塔から見下ろしたカイロ市街、イスラム地区。


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