2009年1月22日木曜日

燃料電池で人類もおしまい?


自転車に乗っていると、思考が流れ出るというか、つらつらと色々なことが脈絡なく思い浮かぶ。

先日思いついたのが「人類の歴史とともに、主たる動力源は逆にどんどん古くなっている」ということ。

人類最初の動力源は「人間そのもの」だ。
移動するにも荷物を運ぶにも全て、贅沢にも人類という「最新・最先端の生物」を使っていたわけだ。

次は馬や牛などの「動物」。

次いで、木すなわち「植物」。

そして、石炭・石油すなわち「古代の植物」。

続いて登場した原子力発電(今や日本の発電量の3割を占める)は、ウランすなわち「金属」。
ウランに限らず金属とは古い恒星の内部で作られてから超新星爆発で宇宙にばらまかれたものだから、地球そのものより古い。

水素燃料電池が実用化に向けて研究が進んでいるが、水素は宇宙に存在するもっとも古い物質。
もうこれ以上古くさかのぼりようがない。
もし燃料電池が普及したら、人類そのものも終わってしまうのではないか、なんて心配になってしまう。

自転車という、最古なんだけど最新の動力源である人力だけで走る乗り物が見直されているのは示唆的に感じる。

--
写真はバルセロナ、サグラダファミリア教会内部。
実物を見て思ったけど、ガウディって絶対頭おかしいって。
そのガウディに任せるバルセロナ市民ってちょっとすごい。


0 件のコメント: