2008年10月5日日曜日

なぜ自転車か その1


これから何回か、irukaのBig Pictureについて書いてみたいと思います。
今日はまず、なぜ自転車か、について。

いきなり書くと唐突かもしれないが(笑)自転車は理想的な乗り物である。
特に「比較的平坦な舗装路に網羅された十数km四方の区域」という条件においては、最強の乗り物だ。

「比較的平坦な舗装路に網羅された十数km四方の区域」の代表は、都市部だ。
「最強」とは「望んだときいつでも、目的地に早く(速くではない)到達すること」において、だ。
これは乗り物に求められる最も本質的な価値だろう。

自動車と自転車どちらが早く目的に着くかという競争をテレビなどで見かけるが、都内の10km程度の移動であればほぼ例外なく自転車が勝つ。
電車と比べても、僕のこれまでの自転車通勤は3パターン全ての経路で電車より早い。
つまり自転車は、都市部でもっとも早い乗り物である、といえる。

自動車と比べると渋滞の影響がないこと、一方通行や進入禁止などの規制がなくほぼ全ての道を走れることが、電車やバスと比べるとドアtoドアで移動できること、時刻表などなくいつでも移動できること、乗り換えなどなくノンストップで移動できることがその要因だろう。

これって「自由」ということじゃん。
自転車は、自由だ。
だから速く早いのだ。

ちなみに、街中での自転車の平均的な速度は信号待ちなども考慮すると時速12kmほどだが、東京駅を中心とした12kmの地点は東が亀戸・大島あたり、西が永福町・下高井戸あたり。
東京のような大都市でも、都心はもちろん周辺部まで、自転車で無理なくほぼ全域をカバーできる。

そんな乗り物が、免許不要、燃料も不要、維持コストほぼゼロで乗れてしまう。
自動車のように持ってるだけで月10万円近くものお金はかからないし、免許をとるために学校に通って練習する必要もない。
自転車は乗り手を選ばない。
ここにおいてもまた、自転車は自由なのだ。

以上、瞳孔開きっぱ目キラキラみたいな、ちょーーっと狂信的にとられるかもしれないけど(笑)、僕の正直な思いだし合理的な考えであると思う。
次回は自転車と地球環境について書くつもりだけど、エコが絡むとさらにfanaticに見えそうなので注意します。
ただもちろん自転車にもいくつか決定的な弱点があって、その点も、その解決策も追って書いていこうと思います。

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まあ青筋立てて理屈言わなくても「自転車は楽しい、だから乗る」が広がるのが一番いいんだけどね。
写真は自転車通勤途中、青山の絵画館。走って、気が向いたら止まって、また走って、それが自転車。


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